インターネットをPOSレジ用と店舗用で分けた方が良い理由とは?おすすめネット回線もご紹介します!

POSレジを利用する際、店舗のパソコンなどに使っているインターネット回線に繋ぐか、専用のインターネット環境を構築しなおすかで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実はインターネット環境をPOSレジと一緒にしてしまうことによって、店舗にとってマイナスな点がかなり多く出てきてしまいます。
今回はインターネット回線を分けた方が良い理由と、分けるとしたらどの回線を利用した方が良いのかをまとめてみました。
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この記事の目次
POSシステムの回線を一緒にしてしまうと陥りがちなリスクとは?
通信スピードが遅くなる
1つのインターネット回線で1度に利用できる通信容量は決まっているので、パソコンやスマートフォンなど複数の端末を接続した場合、接続すれはするほど通信速度は遅くなってしまします。POSレジのデータをクラウド上に保存するためにも結構な量のデータ通信を必要とするので、快適な速度を保ちたい場合は別の回線を用意した方が良いでしょう。
またビルやマンションの中に店舗を構えていて集合住宅用のネット回線を利用する場合、住民全員で容量をシェアしている状態になるのでさらに速度が遅くなってしまいます。
オーダーミスが発生する
こちらは上記「通信スピードが遅くなる」の弊害ですが、テーブルトップオーダーやハンディを利用した注文システムの場合、オーダーミスが発生してしまう場合があります。
このようなシステムは店内のWi-Fi環境を利用してハンディの情報をキッチンターミナルやプリンターに送る仕組みになっていますが、通信環境が不安定な場合はきちんと注文が通っていなかったり2重で注文が入ってしまっていたりという状況が発生してしまうかもしれません。
決済処理に時間がかかる可能性がある
こちらも同じく「通信スピードが遅くなる」の弊害ですが、お客様の会計をしている途中に画面がフリーズしてしまい、精算処理が終わらなくなってしまう場合があります。
会計の内訳を覚えていれば予備の電卓で作業を進めることも可能ですが、正しい金額が分からなくてお客様を待たせるしか方法がない場合、どんなに良いサービスを提供できたとしてもお客様満足度は低下してしまい、最悪の場合はクレームに繋がってしまうかもしれません。
セキュリティー面が少し不安
POSシステムの情報管理は、端末上ではなくクラウド上で行うため、もしも端末を紛失してしまった場合でも情報がもれることがなく安心です。ただ、このような面から「POSレジは絶対安全」と思われている方もいるようですが、お客様や従業員がアクセスできるWi-Fiと同一のものを使用してしまうとウィルスを流されてしまう可能性もないとは言えません。基本的にどのPOSシステムでもセキュリティー対策はされていますが、念の為インターネット回線も別で用意した方が良いでしょう。
新しく導入するにはどんなインターネット回線がいいの?
単にインターネット回線と言っても様々な種類のものがありますが、POSシステムを利用する際にはどのようなネット回線が良いのでしょうか。
各インターネット環境の特徴を簡単にまとめたので参考にしてください。ただ、各POSレジの会社によって指定されている場合もありますので、利用するPOSレジが既に決まっている場合は必ず確認が必要です。
フレッツ光
NTTが提供する光回線です。最大速度1GBの拘束回線なので、POSレジを利用するには最適な環境と言えます。
フレッツ光を利用するためにはNTTとの契約のほかに各社で提供されるプロバイダーの契約が必要となるので、利用するための料金はマンションタイプの場合は5,000円程度、戸建タイプの場合は6,000~7,000円程度になります。
プロバイダーは各提供元によって料金やサービス内容が異なる場合があるので、しっかり調べておいた方がいいでしょう。
光コラボレーション
NTTのフレッツ光と各プロバイダーがセットになったサービスです。NTTが提供する光回線をプロバイダー会社に卸した形になっているので、ユーザーはプロバイダー会社と契約を結ぶことになります。またこちらも各社によって料金やサービス内容が若干異なるので事前に調べておくことをおすすめします。
回線自体はフレッツ光と同様なので速度はほぼ変わらずにご利用いただける上に、料金はフレッツ光+プロバイダーで契約する場合よりも1,000円ほどお安くご利用いただけます。
その他ひかり回線
NTTが提供するもののほかにも、KDDIが提供するauひかり、SONYの子会社が提供するNURO光、各地の電力会社が提供するコミュファ光やBBIQ光など、各社よりさまざまなサービスが提供されています。
こちらはフレッツ光に比べて地域が限定されてしまっているのが特徴的で、光回線なので基本的には速いのですが、各社でそれぞれのプラン提供をしていることもあるので、価格も速度も選べる場合があります。
ケーブルテレビ
マンションなどで使われていることが多い、Jcomなどのケーブルテレビでもインターネットを利用することができます。
ただし、基本的にはテレビを見ることに特化したサービスなので、通信速度は10MB~500MB程度しか出ないことが多いです。通信速度の優れたプランで契約した場合も料金的には光コラボレーションとほとんど変わらないので、光回線が提供されている地域であれば光を使った方が無難です。
ADSL
こちらはアナログの電話回線を利用したインターネットサービスです。安ければ2,000円程度で利用できるのでコスト的には魅力的なのですが、収容局からの距離によって速度が変わってくるため、収容局がとても近所にあるという場合は極端に遅い可能性が高いです。
注意点としては、最近ではインターネットは光回線が主流となっているので、新規受け付けをしている提供会社はほとんどありません。またADSLはサービス対応外のPOSレジも多くあるので、現在使っていてこのままPOSレジ用に使いたいという場合は必ず確認が必要です。
ポケットWi-Fi/コンセントタイプのWi-Fi
WiMAXやY-mobileが有名なポケットWi-Fiや、ソフトバンクAirなどのコンセントに挿すだけで利用できるタイプのWi-Fiは、どこでも気軽に利用できるのが特徴的ですが、速度が遅くて安定しにくいというデメリットがあります。
POSレジ用として普段使いをするにはあまりおすすめできませんが、催事に対応しているPOSレジの場合、ポケットWi-Fiをレンタルして接続すると良いかもしれません。
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インターネット回線をもう一本用意するのはどうしても無理…
現時点で全くネット回線を利用していないとなれば必ず何かしらの回線を用意しておく必要がありますが、現在利用しているものとは別のネット回線を用意する場合、再度工事をするのはなかなか面倒なものですよね。さらに、これから引っ越しなどで新規ネット回線を引く方が増えるため、下手すると工事日が1~3ヶ月も後になってしまう可能性もあります。
できれば現在の回線とは全く別でネット回線を用意した方が良いのですが、どうしても工事をしたくない方には「ギガらくWi-Fi」というサービスを利用することをおすすめします。
「ギガらくWi-Fi」とはNTT東日本が提供するWi-Fiサービスで、店舗用や来客用にwi-fiを分けることができ、低価格ながら快適な速度と店舗のセキュリティーを守ることができるサービスとなっています。
こちらはNTT東日本の提供ですが、西日本にお住まいの方でも利用可能です。
また、Wi-Fiアクセスポイント装置に電源コードとLANケーブルを挿すだけですぐに使うことができ、現在の社内ネットワークや社内システムの設定変更は一切不要なので楽々アクセスポイントを追加することができます。
月額料金は現在ご利用中のフレッツ光の料金プラス3,300円から利用することができ、初期費用は不要となっています。さらにご自身でルーターを設置するだけで利用可能なので初期工事なども一切必要なく、ネット回線を新たに用意するよりも気楽に利用開始できます。
まとめ
POSレジと店舗内で利用するインターネット回線を同一化してしまうことのリスクはご理解いただけましたでしょうか。インターネットはできれば別の回線を用意した方が良いですが、最低でも「ギガらくWi-Fi」などのWi-Fiサービスは新規で導入した方が良いでしょう。
インターネット回線やWi-Fi環境に関しては導入時にお得なキャンペーンを行っていることもあるので、POSシステムで利用するインターネット環境でお悩みの方もぜひレジチョイスまでお問い合わせください。
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