果たして人手不足は解消出来るのか?セルフレジの導入を開始した日本の企業7社!

先日、経済産業省より大手コンビニ5社がRFIDタグを利用したセルフレジシステムの導入に合意したとのニュースがありました。今では、大きなスーパーでは必ず設置してあるようになったセルフレジですが、スーパー以外の飲食店や小売店でも徐々に拡大してきています。近年、導入が話題となった各社のセルフレジをまとめてご紹介します。

スーパーでは一般的になったセルフレジ。国内約90社が設置済み

買い物

平成28年6月~7月にかけて新日本スーパーマーケット協会が、215社のスーパーに行なった「スーパーマーケット年次統計調査報告書」によると、セルフレジ・セルフ精算レジのいずれかの設置率は42.8%となっていました。内訳をみると、スーパーでは商品のスキャンから精算までを買物客自身が行なうセルフレジの設置率(22.1%)よりも、スキャンのみ店舗側が行なうセルフ精算レジの設置率が6.5%ほど上回り28.6%という結果となりました。商品数が多く、内容も細かいスーパーなどはスキャンのみを店舗側に任せるスタイルの方がこのまま増えていく可能性がありますね。

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続々と試験導入開始。セルフレジ導入の国内大手企業7社を紹介!

では、スーパー以外のお店では、どんなセルフレジが導入されているのでしょうか。以前ご紹介したものを含め、様々な企業・店舗のセルフレジを集めてみました。

TSUTAYA:レンタル専用セルフレジ


セルフレジが身近になった先駆けと言ってもいいのではと思うTSUTAYAのセルフレジ。CDやDVDをレンタルする際に、タイミングによってはすごく行列ができますよね。自分自身でセキュリティキーなどを外す必要があり戸惑う人も多いようですが、有人レジに列が出来ている時などは便利だと思います。個人的にもTSUTAYAのセルフレジはヘビーユーザーです(笑)

GU:電子タグ(RFID)読み取りセルフレジ

GUセルフレジ

ファーストリテイリングの「GU」に設置されたセルフレジも、話題になりましたよね。これは、カゴに商品が入ったままレジ下のボックスに入れると、商品に付いた電子タグを読み取り、点数・金額が表示されるので支払い方法を選択して支払うシステムになっています。たたむのが面倒だという声があるようですが、利用者は若者を始めとして増えています。

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マクドナルド:無人注文パネル


海外では既に導入されていたマクドナルドのセルフレジ。こちらはクレジットカード、電子マネー専用のタッチパネル型セルフ注文機となり、現在国内4店舗に設置されています。2015年10月から実験導入をしていましたが、SNSなどで徐々に広がり話題となりました。ただし、電子マネー専用となっていますが、現状SuicaやPasmoなどの交通系電子マネーは使えないようです。

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無印良品:カード系決済専用セルフレジ

セルフレジ

「無印良品」を展開する良品計画は2015年2月から、無印良品・有楽町店に日本NCR製のセルフレジを導入しています。小型のセルフレジになっていて、クレジットカードや交通系電子マネー、「MUJIショッピングポイント」の決済機能を備えています。今後は設置店舗の拡大と共に現金支払いへの対応ができるようになるようです。

ローソン:完全自動セルフレジ「レジロボ」

レジロボ

参照:http://www.lawson.co.jp/

2016年12月に、ローソンがパナソニックと共同で完全自動型のセルフレジの実証実験を開始。1店舗のみでの実験的施策ではありますが、買い物かごを置くだけで、精算と袋詰めまで行うセルフレジになります。開始当初はバーコードの読み取りで対応していましたが、2017年2月より同店ではRFIDタグを貼りつけて精算が行えるようにしました。ただし、加熱処理する商品ではRFIDが対応していないため、加熱が必要な商品以外に取り付けた形になります。

すかいらーく:カード系決済専用セルフレジ

すかいらーくセルフレジ

参照:ITメディアニュース(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1705/24/news083.html)

外食大手の「すかいらーく」は、2017年1月一部店舗にてセルフレジを試験導入。ランチタイムの混雑緩和や、人手不足の中での従業員の負担を減らす目的があるようです。また、6月までには首都圏21店舗に拡大するとの方針も発表されています。ちなみに、このセルフレジはクレジットか電子マネーでの支払いになり、現金払いができないものの利用客の約10%がセルフレジを利用しています。

大戸屋:マルチ決済セルフレジ

大戸屋セルフレジ

参照:流通ニュース(https://ryutsuu.biz/report/j053106.html)

一番新しいニュースになりますが、定食店「大戸屋ごはん処」を展開する大戸屋HDが、東京・丸の内に2017年6月1日にオープンする旗艦店に機械で支払を済ませるセルフレジを導入しました。これは食事を終えた後、伝票をATMに似たレジに読み込ませて表示された料金を支払うシステムになっています。4月に札幌にある店舗で試験導入を行ったところ、約25%のお客様が利用したとのことです。併せて注文用のタブレット端末も導入しており、セルフレジとともに利用拡大予定です。

話題の海外企業のセルフレジ

国内でどんどん普及が進むセルフレジですが、海外ではどうでしょうか。欧米では、日本よりも早い2010年頃からセルフレジ(セルフチェックカウンター)が設置されて多くのスーパーでセルフチェックカウンターが設置されているようです。スーパーのセルフレジは日本とほぼ変わらないようで、クレジットカードだけでなくデビットカードでの支払いも可能です。

Amazon GO:レジ不要の画期的システム

昨年、レジが必要のない新しいシステムとして大きな話題になったのを覚えている方も多いかと思います。Amazon Goのシステムは、専用アプリで入店用バーコードを読み取らせて入店し、棚から欲しい商品を持ちあげるだけでアプリ内のカートに自動的に商品が入ります。購入をやめる場合も元の棚に戻せば自動で削除されますので、必要なモノを取ったらそのまま入店時のゲートを通って外に出るだけです。レジの必要がなく、人とのやりとりもないAmazon Goは画期的でした。まだまだ問題点はあるようですが、いずれはこういったシステムを導入した店も出てくるかもしれません。

韓国セブンイレブン:静脈認証決済セルフレジ

2017年5月16日に、韓国セブンイレブンはソウル南部の複合商業施設内に「無人レジ」の新店舗をオープンさせました。韓国で初めてレジに店員を置かない店舗になっており、静脈による本人認証と360度のバーコードスキャンシステムを使って決済を行います。ロッテグループの会員カードが必要で、このカードで入店と購買を行うため財布も決済機能付きのスマホも不要です。

参考記事:韓国セブンに無人レジ 静脈で本人認証、現金不要

まとめ

こうやって集めてみると、海外に比べて日本のセルフレジはバリエーション豊かに広がっているような印象を受けます。掲載した以外にも、パン屋さんや図書館など幅広い業種に対応しており、それに特化したレジ機械も生みだされています。実はみなさんの近くのお店にセルフレジが入っているかも?ぜひ見つけてみてください!