POSレジとは?ーポスレジの歴史からみるシステムの発展

“POSレジ、ポスレジ、ポス”と良く言いますが、POSレジとは何の略で、どのような経緯ではじまったのでしょうか?ポスを検討する前に、POSレジについて少しだけ学んでみましょう。

POSレジとは

【POSレジスターとは】
一般的には、販売店舗で売上会計を行うために店舗内に1台ないし複数台設置されるキャッシュレジスタを指す。近年ではWindows NTベースのOSを使用したPC POSにRDBMSを搭載した機種が多い。パソコンの小型化・高性能化を受けてマイクロソフト社主導で開発されたもので、Windowsの技術を活用することで開発コストを格段に抑えた周辺機器との接続仕様「オープンPOS」が発表された。またその普及を目指してOPOS協議会が設立され、参加する各社はその仕様に準拠した製品を開発、それらの導入例も増えている。近年では質の良いオープンソースソフトウェアの登場により、Linux を利用した製品も発表されている。

Wikiより

POSとは「Point of Sales」の略で、その言葉どおり、販売時点での売上を管理するシステムのことです。レジスターとは別に本システム(管理システム)で情報が集計され、売上が管理されるシステムです。また、新製品情報や商品情報が管理システムから接続されているレジスターへデータが送られる仕組になっています。

システム周辺機器と構成

簡単にシステムを図解してみると
pos_system

という具合で、メインの管理システムに各レジスターの情報データが双方向に行き来し、リアルタイムでの売り上げ集計や、ある特定の時点での売り上げ集計が可能になるということなのです。また、POSレジシステムとは下記の周辺機器すべての総称として呼ぶこともあります。

  • レジスタ本体
  • バーコードスキャナ
  • レシートプリンター
  • ジャーナルプリンタ
  • キャッシュドロワ
  • 自動釣銭機
  • カスタマディスプレイ
  • タッチパネル
  • カードリーダー
  • ポータルデータターミナル(ハンディー等)
  • オフィスサーバー

POSレジスターのソフトウェアの歴史

Electronic Cash Register(ECR)は限定されたソフトと限られた機能性しかないレジスターであった当時、アメリカにて1973年8月: IBMがIBM3650と3660というストアシステムをリリースしました。この時初めてp2pやclient server model, lanが商業利用されました。

network

1974年の中ごろ、ニュージャージーのパスマークやディラードデパートメントストアで利用されています。

Dillard's Logo.svg

世界で初めてマイクロプロフェッサーが搭載されたとされるインテル8008は、マクドナルドレストランのために制作されたPOSレジシステムの一つです。このシステムは各番号ごとに商品が登録されており、「Grill」ボタンを押すことで次の追加メニューを入力することができ、同時にキッチンにその情報が表示される仕組みとなっていました。最終的なトータルの値段は[Total]ボタンを押すことで税込値段が表示されるという、まさにマクドナルドのサービスに合ったシステムが、このインテル8008のPOSレジシステムだったのです。マクドナルドがより便利にサービスを向上させて売上を伸ばしたのも、このPOSレジシステムのおかげと言っても過言ではないかもしれません。

Picture from wiki

1986年には、Gene Mosher(ジーン・モッシャー)が最初のタッチスクリーン方式のPOSレジシステムを、秋のコムデックスにて発表しました。(Atari 520ST)。その後、アメリカとカナダのレストランにて広く使われるようになっています。

1992年にマーティン・グッドウィンとボブ・ヘンリーによって、初めてマイクロソフトで起動するPOSシステムである「IT Retail」を生み出しました。これにより、WindowsやUnixを利用したPOSレジのアプリケーションが広く開発されるようになり、結果としてPOSレジシステムのコストが下がり、より入手しやすいものとなっていきます。

そして現在、アイパッドやタブレットディバイスが普及したことで、クラウドベースのPOSソフトが開発され、広がりつつあります。

参照:http://www.eposnow.com/

イギリスのEpos Nowが2011年にクラウドベースのPOSソフトウェアをリリースし、日本も多くのアプリケーションが開発、リリースされています。このクラウドベースが今までのPOSレジとは大きく違うところは、ローカル環境の中だけでのデータのやりとりではなく、リモートサーバーでデータを管理する点です。これにより、インターネット環境にある場所であればどこでもアクセスできるようになり、ローカルの環境設定も必要なくなることで、より初期費用が少なくすむようになりました。
一方で、クラウドベースのPOSレジには危機管理計画が重要になってきます。それは、万が一サーバーがダウンした場合やネットワークが利用できない場合に、POSレジシステムが利用できなくなる可能性があるとからです。この問題を解決するために、今後はローカルサーバーでの管理とクラウドサーバーでの両方で管理できるPOSシステムの利用が重要な鍵になってくるのではないでしょうか。