モバイル決済の普及の4つの理由と4つのデメリット

モバイル決済サービスって正直どうなの?

みなさんこんにちは、今回はおしゃれなカフェなどのレジでよく見る「モバイル型クレジット決済サービス」のお話です。タブレット型のPOSレジを導入している店舗であればこの決済サービスを利用していることも多いので、今後ますます増えていくのではないでしょうか。店舗の立場でSquare(スクエア)をはじめとするモバイル決済サービスのメリットとデメリットを見てみましょう。

 モバイル決済サービス普及の理由

今までのクレジットカード決済サービスとSquare(スクエア)をはじめとする決済サービスは何が違うかといえば、それは下記の特徴があるからです。

  1. スマホやタブレットのモバイル回線を利用できる
    今までのCAT端末は信用情報の送受信のために、専用の回線契約や固定回線が必要だったため屋外店舗、出張販売、移動型店舗では利用が非常に難しかったのですが、こういった店舗でも簡単に導入ができます。
  2. 決済端末が基本的に無料
    磁気コードリーダー型の決済端末であれば、スマホやタブレットのイヤフォンジャックに挿すだけで決済端末に早代わりし、スマートで簡単、かつセキュアな通信システムで安全に導入ができます。Bluetoothなどで接続するICチップ対応の読み取り端末もほとんどの場合無料です。
  3. 審査期間が短い
    これがイヤホンジャックに挿すタイプの見た目の衝撃の影に隠れている部分なのですが、Squareの技術なキモなのですが、「途上審査」という仕組みを導入しており、加盟店を24時間365日監視し不正なトランザクションがあれば利用を停止させるという今までの「事審査」のリスク回避手法から脱却した革新的な手法なのです。
  4. 決済手数料が安い(中小規模店舗の手数料と比べ)
    端末代金やサポート、セールスマンによる営業コストを掛けないこともあって中小規模の店舗であれば5%前後支払っているであろう決済手数料が3.25%前後という破格の手数料で利用できる点。

上記の圧倒的な優位性で、今までの決済導入の歴史を変えようとしていますが、そもそも事の始まりはアメリカのSquare(スクエア)というサービスです。

 クレジット決済サービスの風雲児Square(スクエア)

最初期のモバイル決済サービスSquare(スクエア)がアメリカでスタートしたのは2010年ですが、このビジネスモデルで展開する企業が新規参入し、小・中規模店舗ではクレジットカード決済サービスの主流になりつつあります。
三井住友カード株式会社と資本提携してSquareが日本でサービス開始した2013年5月時点で加盟店の決済手数料を3.25%という衝撃的な数字を発表したので、業界は騒然でした。今では各社3.25%前後に落ち着いているモバイル決済サービス各社ですが、Squareが日本に参入するまでに先行して日本でサービス開始していた、楽天スマートペイは4.90%Coineyは4.00%だったので、あわててこの3.25%に合わせることになったわけです。

これ考えると、業界のパイオニアだったSquareの参入によってSquareショックともいえる出来事が起こったと言って差し支えないでしょう。

 問題点(デメリット)と今後の課題

ここまでの説明だとまったく非の打ち所の無いサービスの様に思えますが、実は問題点もあります。

  1. 不具合が起きたときの対応
    これは上記メリットで挙げた「決済手数料」の安さとトレードオフの関係にあります。というのも、モバイル決済サービスは端末やシステムに不具合があった時の電話対応の窓口を常に設けていない場合も多いので、旧来の業者と比べると劣って見える部分です。
  2. 「途中審査」による限度額の引き下げ
    途中審査という審査方法を設けている関係上、加盟店の決済上限金額が想定より低く設定されることがあるかも知れません。
  3. 主要カードブランドへの対応
    SquareやCoineyが基本的にJCBに対応していないように、すべてのカードブランドに対応しているわけではないので、自分の店舗に必要なクレジットカードの対応を事前に精査する必要がある
  4. 初期費用無料のはずなのに初期費用が掛かる!
    これは当たり前といえば当たり前ですが、利用するにはWi-Fiまたはモバイル回線でネットにつながった端末が必要になるので、これらを新たに購入する必要があるのであれば初期費用もそれなりに掛かってしまうことになります。
    さらに言えば、現在タブレット型のPOSレジを導入している店舗であればモバイル決済が問題なく設置できるかと思ったらそうもいかないのです。
    例えば、導入店舗が10,000店舗を超えているタブレット型のPOSレジ業界では大手の「スマレジ」ですが、Square決済を導入するにはレシートプリンターとは別にクレジットカード用の領収書を印刷するプリンターが別途必要になり、5万円程度の追加費用が発生してしまうことになります。

 モバイル決済システムはタブレット型POSとの連携運用で

ここまでメリットとデメリットをまとめてみて、せっかくのモバイル決済システムですが、現在運用しているレジシステムが対応しているとレジのプリンターからクレジットカード決済時の領収書を出すこともできますし、決済方法と金額などをPOSシステムと連携させて自動で集計することもできるので、手入力によるオペレーションミスも減らせるなど、最大限に活用することができます。

費用の面から見ても操作・オペレーションの面から見てもお勧めは

タブレット型のPOSレジシステム+それに対応したモバイル決済システムという結論に至ると考えられます。