今さらこんな話で恐縮ですが…「OPOS」って知ってます?

こんにちは。レジチョイス編集部です。レジについて調べていると、ソリューションとかイノベーションとかインテグレーションとか、イマイチ日本語に直しにくい単語をよく目にします。その都度Google先生に教えてもらって、なんとか乗り切る今日この頃ですが、筆者にとって何となく意味がわかるようで、でも誰かに説明するとなると困ってしまう単語の中に「OPOS」があります。今さらで恐縮ですが、この「OPOS」って何のことだかわかりますか?

そもそも「POS」って何だっけ?

POSとは売り上げデータの収集・分析のこと

「POS」とはPoint of salesの略で「販売時点情報管理」と訳されます。もともとは販売した商品の記録を意味していましたが、現在は集計機能も含めた総称として使われることが多いようです。POSデータはマーケティングに役立つツールとして広く認知されており、最近は小規模店舗でも導入が進んでいます。

例えばPOSで集めたデータから、「ビニール傘がたくさん売れるのは夕立があった日」だとわかったとします。この情報があれば、「今週は大気が不安定で夕立になりやすい」という天気予報が出たタイミングでビニール傘の仕入れを増やしておけば、急な雷雨で傘を求めるお客様に商品を提供することができますよね。このようにPOSを利用して精度の高い予測をすることで、売上UPが期待できるのです。

それじゃあ「OPOS」ってなあに?

OPOSはWindows OSに統一されたPOS規格

POSレジが世に出た当初は、端末ごとに独自のPOSシステムが内蔵されており、それぞれに対応した周辺機器しか利用できませんでした。ニンテンドー3DSと違って、たまごっちでは他のゲームができないのと同じようなイメージです。レジそれぞれが独自のシステムで動いており、決済端末などの周辺機器はセットで揃える必要がありました。

ところが1990年代にWindowsが登場し、パソコンの主流であるWindowsのOSにPOSシステムも規格を統一しようという動きが出てきました。そして1997年、マイクロソフト主導で開発された周辺機器との接続仕様が「OPOS(オープンPOS)」です。Windows OSをベースにすることによって、周辺機器との互換性が飛躍的に向上し、開発コストを格段に抑えられるようになっています。

「OPOS」の登場と普及によって、ソフトウェア専門会社も独自にPOSシステムを開発するようになりました。その結果、ハードウェアとソフトウェアを別々に検討することができるようになっています。あまり認知されていませんが、iPadにお気に入りのレジアプリをインストールするように、レジ端末とソフトを別々にチョイスして組み合わせることができるので、市販のパソコンをレジ端末として利用する「パソコンPOS」といった選択肢も増えました。

POSソフトにはどんなものがあるのだろう?

数あるPOSソフトからいくつかご紹介

インターネットでPOSレジを探していると、本体の話が全然出てこないホームページってありませんか?その場合、ソフトウェアを専門に開発している会社であることが多いです。特定の業種向けに開発されているものもたくさんあり、非常に専門性が高いソフトも多いのが特徴です。ということで、数あるシステムの中からいくつかご紹介します。

低価格なリアルタイムPOSシステム「IT-POS 店舗管理システム」

IT-POSはパソコンで使えます

従来のPOSシステムは、専用レジスターや専用線のランニングコストなど、導入には巨額の費用がかかりました。でも、市販のパソコンとインターネット回線で利用できる「IT-POS 店舗管理システム」なら、初期費用やランニングコストを抑えることができます。

「IT-POS 店舗管理システム」は、MacintoshでもWindowsでも動作するので、店舗のイメージにあったパソコンを好きなように選べます。通信にはインターネットを利用するので、のちのち店舗が増えたとしても、従来のように専用線を用意する必要はありません。

インターネットを利用する場合、心配になるのは回線トラブル。インターネットに繋がらないために会計ができないようでは困ってしまいます。でも「IT-POS」ならオフライン時のバックアップ機能があるので、販売業務が中断されません。万が一トラブルが起こっても、回線復旧時にまとめて本社サーバーへ送る事ができるので安心です。

IT-POS

和洋菓子専門店のためのPOSトータルシステム「CocoPOS」

専門店に特化したCocoPOS

和菓子屋・洋菓子屋・パン屋をはじめとした専門店において部分的な業務のシステム化は、連携ができなかったり時間がかかったりすると、うまく効率化につながらない例が多いようです。でも「CocoPOS」は、1店舗から多店舗まで柔軟に対応できるシステム構成になっており、カスタマイズも可能です。

「CocoPOS」の基本システムには、単店舗版とネットワーク版が用意されています。単店舗版は1店舗で必要とされる機能がまとめられており、ネットワーク版は本社工場への発注機能や店舗への便出荷などの管理が可能です。導入に際してはどちらかの基本システムを選択する必要がありますが、単店舗版の導入後にネットワーク版に切り替えることもできます。

基本システム以外に予約管理や顧客管理などの機能をオプションで選ぶことができ、それぞれの要望に応じたカスタマイズ対応が可能です。またユーザーの要望が高い機能や標準化できるものについては、ベース機能として取り込む方針を取っています。導入店舗の状況や要望にも柔軟に応じており、常にユーザー目線を忘れない姿勢は好感度が高いです。

CocoPOS

ドラッグストア業界No.1のPOSシステム「ANY-CUBE」

プラグイン構造がポイントのANY-CUBE

OPOS仕様に準拠した東芝TECやNECなどの大手POSレジ(ハード)に導入できる「ANY-CUBE」は、必要な機能を簡単に追加できるプラグイン構造。それぞれの機能を独立させているので、何かを追加したために他の機能が不具合を起こすような影響が発生しにくいのが特徴です。必要な機能をカスタマイズしていくことで、コストと時間を最大限省くことに成功しています。

いろいろなハードウェアで利用できるので、例えばレジが故障したとしても、ハードだけ買い替えて「ANY-CUBE」をインストールすれば、今まで通り使えます。店舗によって異なるメーカーの端末を設置していても、同じソフトを利用して一元管理が可能です。

対面式液晶ディスプレイやキャッシュドロワ連携、ポイントカード端末連携など多岐にわたるシステムとの連携実績があり、スーパーやコンビニ、ドラッグストアのような大規模チェーンから小売専門店や居酒屋、さらにはテーマパークまで幅広く採用されています。

ANY-CUBE

まとめ

Windowsの登場し、それまで職場でしか見ることのなかったパソコンが家庭にも普及しました。その一方で、世の中のPOSレジにも変革がもたらされていたことは、あまり知られていません。「OPOS」はハードとソフトを個別に入れ替えることを可能にしました。またインターネットの普及により、ソフトのバージョンアップも比較的簡単なものが増えています。「OPOS」は良いものを長く使う方法として、賢い選択の1つと言えるのではないでしょうか。