【インタビュー】NECモバイルPOSはトラブルが起きにくい+起きても安心の2段構え

みなさんこんにちは。レジチョイス編集部の産賀です。今回は大手コンビニチェーン店などでPOSレジの導入実績もある老舗POSレジメーカーのNECさんにインタビューを行いましたのでそのレポートをお送りいたします。20年以上のPOSシステム開発の実績に裏打ちされたノウハウを使って満を持して発売したタブレット型レジ「NECモバイルPOS」をご紹介したいと思います。NECモバイルPOSのご担当者さまに直接お伺いしてきました。

20年の実績に裏打ちされたNECならではのPOSシステム

NEC本社に突撃してきました!

早速「NECモバイルPOS」について教えていただきたい所ですが、まずは、NECが今まで事業として取り組んでいたPOSシステムを含めて教えていただけますでしょうか。

(担当者)
そうですね。NECの実績からお伝えする必要があるかと思いますが、NECのPOSシステムの納入先となるクライアントは、コンビニエンスストアを始めとする数百店~数万店の規模のチェーン店で、POSレジのシステムを管理側のシステムと店舗に置く筐体を含めてトータルで開発してきました。レジシステムに関しては40年来、POSシステムを含めたPOSレジの開発においても既に20年の実績があるんです。もちろんただ年月が長いだけではなくて積み重ねてきたノウハウもあります。

――なるほど、では、コンビニをはじめとした大手チェーン店に対してのノウハウと実績を引っ提げて小規模店舗向けPOSレジシステムの販売を進めているということですね。

(ご担当者)
そうなんです。ただ、ことPOSシステムにおいては、今まで大規模なシステムの構築を進めてきたので、店舗様の印象としてもNECがタブレットPOSに力を入れているという認知が進んでいない面も少なからずあります。

――確かにそうかもしれませんね。私個人の印象としては、NECはPCを除くと大規模法人向けの製品・サービスがメインで小規模店舗に対してのソリューションは注力していないのではないかという印象があるのですが、そのあたりはどのように考えていますか?

タブレットの普及によって「ようやく」低価格で製品をパッケージ化することが出来るようになった

(ご担当者)
もちろんそういった印象を受ける方も多いかも知れないのですが、実態はそうではなくて、今までは提供したくてもコストの面から1店舗や数店舗のみの中小企業へ高品質なサービスを提供することはなかなか難しかったんです。ではなぜそれが実現できるようになったのかといえば、最近のNECの分析では、「クラウドサービス自体のユーザーの認知が進んだこと」と「スマートデバイスの高機能化・低価格化による普及」とという2つの要因が大きいですね。従来、POSシステムというと店舗にストアコンピュータという店舗の在庫管理や売上げ情報を管理するサーバーのようなコンピュータを用意する必要があったのですが、それをクラウドサーバー上に構築することでストアコンピュータが不要になりますし、レジスターの筐体自体もiPadと専用のアプリすることで価格を安く抑えることが出来るようになりました。そうして「NECモバイルPOS」として製品リリースを発表したのが2014年2月ですね。

飲食店の基本を全て押さえた死角の無いPOSシステム

レジアプリである[NEC MobilePOS]とハンディー端末用の[NEC MobilePOS Order]の2つのアプリがある。

――なるほど。タブレットPOSという製品の肝はやはり価格ですよね。では、次にNECモバイルPOSの製品概要について教えていただけますか?

(ご担当者)
わかりました。基本的には、主要機能として他社さまが提供しているiPadレジと比較してもほぼ同じで、「注文管理」、「営業日報作成機能」、「飲食店用のOESシステム」、「売上分析機能」などが一通り揃っています。飲食店向けにはiPod Touch又はiPhoneにインストールすることでオーダー端末(ハンディーターミナル)として利用できる専用アプリも用意されています。

「補足説明」NECモバイルPOSの基本的な機能

  • 注文管理機能
  • 現金管理機能
  • 商品マスタ作成・調整機能
  • レシート印刷
  • 営業日報作成機能
  • 売上げ金額分析機能
  • テーブル管理(飲食店向け)・・・など

20年以上POSシステムの開発を行っていたNEC

――ありがとうございます。では、NECモバイルPOSの特徴や、店舗から好評の機能などが有れば教えてください。

NECモバイルPOSのタブレット画面

実際の操作画面。直感的でわかりやすい操作感が店舗からも好評なんだとか。

(ご担当者)
そうですね。やはり一番の特徴としては安心感があるという点でしょうか。店舗様からのご質問として多いのが、本当にiPadをレジとして使って大丈夫なのか、という質問なんですね。コストは低くてもやっぱりどうしても不安に思ってしまう、と。その点、NECは今まで20年以上にわたってPOSシステムを開発してきたということもあり、店舗のオペレーションを熟知した上で機能開発を行っているので、まず使いやすさの面で強みがあります

NECモバイルPOSの実際の操作画面

店舗に合わせて「テーブルを設定する機能」や、「トレーニングモード」など細かな作り込みにも注目だ。

24時間対応可能なコールセンターをはじめとしたサポート体制

飲食店でいうと、商品毎にどのキッチンプリンタから伝票を印刷するのか、とか何枚印刷するのかを設定できたり、商品毎にトッピングや提供タイミングなどのオプションを注文情報として選択できたりするかゆいところに手が届くシステム開発を行っています。加えて24時間365日対応可能なコールセンターを持っているという点ですね。

――確かにそれは他社には真似できないポイントですね。特に飲食店などであれば深夜まで営業している店舗が少なくないので閉店後でも電話サポートがあるというのは非常にありがたいですよね。

店舗のオペレーションを止めないことを第一に考えた結果の最適解

(ご担当者)
ありがとうございます。さらに全国にメンテナンスを行う保守スタッフがいるので、万が一にも対応できる体制になっています。そしてこれも万が一に対応するという意味では共通するポイントなのですが、店舗のオペレーションを止めないという点にはとことんこだわっています。

――具体的に言うとどういったことでしょうか?

(ご担当者)
はい。これは飲食店の例ですが、他社のタブレットPOSではハンディーで受け取った注文情報をグローバルネットワークを経由してPOSレジとレシートプリンタに伝える方式をとっています。しかし、この方式をとるとネットワークが不通になった場合に注文や会計が出来なくなってしまうんですよね。NECモバイルPOSであればこの注文情報のやり取りをローカルネットワーク※で済ませることができるように設計されています。あとは「プリンタ迂回機能」というものがありまして、キッチンプリンタが故障したり紙切れを起こして印刷が出来なかった場合に別のレシートプリンタに迂回して伝票を印刷する機能もあります。プリンタ用の感熱紙なんかは店舗を運営していれば定期的に紙切れを起こしてしまいますよね。その時に万が一注文が通っていない場合にはクレームに繋がる可能性もありますので、いかに店舗の運営を止めないかという部分は非常にこだわっていますね。

※ローカルネットワーク:グローバルネットワーク(インターネット)を介さずに通信する店舗内での回線のこと。イメージとしてはオフィスの内線電話に近いイメージだ。

NECモバイルPOSは、トラブルを未然に防ぐ設計になっていることに加えて、もし万が一故障やトラブルがあったときにもすぐに駆けつけることが出来るという2段構えの体制です。プリンタなどの機器の設定もNEC側で管理しているので、保守員がその情報どおりに再設定して動くようにします。機器の再設定作業等でお客様の手を煩わせることはありません。

――なるほど。電話で症状をヒアリングして店舗側で機器設定を操作してもらうなんてことは難しいので確かに保守員がいてくれるというだけで安心感は違いますね。不具合があった場合にもサポート窓口に電話して解決しなかったら結局POSレジやプリンター一式をメーカーに送る羽目になることもあるでしょうし。

(ご担当者)
そうですね。夜10時までしか営業していないサポート窓口も多いんですが、なんだかんだ言って店舗が閉店してから電話を頂くことも多いので、そのメリットは大きいと考えています。でも、通常の店舗運営が出来ない時間を1分でも短くすることを考えるとそうするしかないんですよ。

――なるほど、歴史があるからこそ想定できていたわけですね。タブレットレジのサービスを開発してみてはじめて気付いたポイント等があればお教えください。例えば想定していなかった点や使い方などはありましたか?

(ご担当者)
そうですね。お客様から頂く声として多いものはやはり直感的に使える、という点ですね。これは開発段階でも気をつけたことでもあるのですが、新人スタッフなど初めて使う人もトレーニングを受けずにすぐに使えるように、直観的に次にどんなボタンをタップすればよいのかをわかりやすく設計しています。次に押すべきボタンの色をオレンジにする、などの設計がこれにあたります。加えて、スマートデバイスの基本操作がそもそも簡単で直感的だということも寄与していますね。

クレジットカードは決済サービスのAnywhereと連携可能

クレジットカード対応は決済サービスのAnywhereと連携するため、レジの2度打ち対応は不要とのこと。UnionPay(銀聯カード)にも対応するため、中国人観光客に対しても安心だ。

――クレジットカードや電子マネー決済の対応はどのようになっていますか?

(ご担当者)
現状ではクレジットカードとの連動はモバイル決済サービスのAnywhareが利用出来ます。クレジットカードだけでなく株式会社KAZAPi(カザッピ)という電子マネー決済サービスとも連動することで幅広い決済手段にも対応が可能になっています。

――本日は長い間ありがとうございました。

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