指紋決済システムも連携できる近未来型タブレットPOS「LIQUIDレジ」

ゆびクーポンのホームページより

神奈川県の湯河原温泉地域では2016年5月から、経済産業省の「おもてなしプラットフォーム」事業として、「ゆびクーポンプロジェクト」の実証実験が行われています。「ゆびクーポン」は生体指紋認証システムを利用して指紋にクーポンを紐づけ、指一本で支払いを可能にするという近未来型システムです。今回はこの「ゆびクーポン」サービスを提供する株式会社LIQUIDのタブレットPOSについてご紹介します。

指紋による決済システムの先駆者LIQUID

指紋決済の商用化を実現したリキッド

株式会社LIQUIDは指紋を利用した決済システムを開発し、世界で初めて生体認証のみでの本人認証・決済サービスの商用化に成功している会社です。カードやIDなどの外部情報が必要となる既存の生体認証手段ではなく、生体認証情報のみで大規模ユーザーでも高速で認証できる生体認証技術を開発し、事業を展開しています。

「おもてなしプラットフォーム」以外にもいろいろな採用実績があり、事例の1つには長崎県のハウステンボスで導入されている“ハウステンボスマネー”があります。

 ハウステンボス会員のためのハウステンボスマネー

指紋で支払いができるハウステンボスマネー

ハウステンボスでは、指紋認証を利用した「ハウステンボスマネー」を2015年10月から試験的に導入しています。実態はプリペイド式の電子マネーで、利用者はハウステンボスの入り口などで指紋を登録し、現金を担当者に渡して相当額をチャージします。

支払の際は店員がタブレットに金額を入力し、利用者が端末に指紋を読み込ませた後、支払確認のボタンをタッチすると、残高データから利用分が差し引かれます。情報がICカードではなく指紋の情報に紐づくことで、お財布などを持ち歩かなくても場内を楽しめます。

「ゆびクーポンプロジェクト」にも採用されたLIQUIDレジ

「ゆびクーポンプロジェクト」の実証実験では、じゃらん・楽天トラベル・るるぶで「ゆびクーポン」を使った特典付きの湯河原温泉旅行が予約できるようになっています。利用者は旅館にチェックインする時に指紋を登録し、“ゆび”には宿泊施設が発行するクーポンが登録されます。実験に参加しているお店では、買い物をする時に登録した指を端末にかざすだけで支払いができます。そしてこの実験にはLIQUIDが提供するモバイルPOSである「LIQUIDレジ」が使用されています。

LIQUIDレジ

コンパクト設計のLIQUID Regi

LIQUIDレジはWindowsタブレットにあらかじめアプリがインストールされています。プリンタ一体型のキャッシュドロアーとバーコードスキャナー、指紋センサーが利用でき、オプションでクレジットカードリーダーも追加できます。

商品登録はバーコードを利用できるので簡単ですし、個別登録やCSVによる一括登録もできます。軽減税率に対応したシステムなので、商品のバーコードをスキャンするだけで、複雑な税金計算はレジがしてくれます。

現金以外にもクレジットカード決済や、リキッドマネーという独自のポイントサービスで1ポイント=1円での支払いが可能です。生体認証装置を利用すれば、店舗独自の会員カードやクーポンの発行、さらには店舗独自の電子マネーを作ることもできてしまいます。また外国人向け税法への対応も予定しており、今後増加が予想されるインバウンド需要への対策にもなりそうです。

端末にプリインストールされているリキッドレジアプリの画面は、シンプルで操作しやすいレイアウトです。レジの基本機能にはクーポンや会員割引もあるので、LIQUIDレジを導入するだけでお客様へのサービス向上が図れます。

LIQUIDレジ

スポーツジムでのLIQUID Pay実証実験

2016年10月からは、株式会社ビッグツリーと共同で、スポーツジムにおけるLiquidPayの実証実験を開始しています。この実験は、生体認証を用いた決済システムLiquidPayの実用性及び今後のサービス展開方針の検証が目的です。

LIQUIDの生体認証技術を用いることで、スポーツジム内でクレジットカードやICカード、現金を必要な時にロッカーから持ち出す必要がなく、「手ぶら」で有料プログラムの受講などが可能となります。まずはビッグツリースポーツクラブ桜店(栃木県)にて、ニュージーランド発のレスミルズプログラム「GRIT<グリット>」(有料)での運用を開始しており、今後も新しいサービスの登場が期待されます。

LIQUID Pay

LIQUID Pay利用時の画面イメージ

この実証実験が利用されている「LIQUID Pay」はクレジットカードレス、ポイントカードレスを実現する決済サービスです。USBでLIQUID センサー(指紋スキャナー)とPOSレジをつなげることで、手ぶらで決済が可能なレジに生まれ変わります。

LIQUIDセンサーは3本の指の指紋を登録して本人認証するLIQUID独自の端末です。複製の難しい指紋情報と独自の不正利用防止システムで、決済の安全性が確保されています。また店頭での現金チャージはもちろん、コンビニでの後払いもできます。(2017年サービス開始予定のため、詳しい開始時期については直接LIQUIDにお問い合わせください。)

LIQUID Pay

まとめ

iPhoneのTouch ID等で身近に利用されている指紋認証。政府は2020年までに外国人観光客が訪れる主要な宿泊施設や観光スポットなどで「100%のキャッシュレス決済対応」の実現を目指しており、指紋による決済が正式に実用化される日もそこまで来ていると思います。

最先端の技術を搭載しているLIQUIDレジを導入すれば、話題のお店として注目されることは間違いないでしょう。またLIQUIDレジはクレジットカード決済にも対応しており、近く電子マネーも利用できるようになる予定なので、今後予想される決済方法の多様化にも問題なく対応できます。今なら軽減税率の補助金でコストを抑えることもできるので、いち早く導入することが最大のメリットにつながるのではないでしょうか。