決済手数料だけで比べると危険!?モバイル決済サービスの落とし穴

みなさんこんにちは。前回の記事

モバイルクレジットカード決済の普及の影にはタブレット型レジの利便性があった?

にて、タブレット型のPOSレジの普及にともなってiPad、iPhoneなどにアプリをインストールして利用できる「モバイル決済サービス」がなぜ普及しているか、またそのメリット、デメリットについてご紹介しましたが、今回はもう少し深堀りして考えてみましょう。
モバイルクレジットカード決済サービスならSquare(スクエア)一択!と考えている方も是非読んでみてください

機会損失を無くしたいならクレジットカード払いに対応しよう

まずはじめに、店舗を経営するにあたって、飲食店や服飾店などある程度の客単価が想定される店舗においてはクレジットカードの導入を検討して損は無いでしょう。
というのも、モバイル決済サービス大手のSquare(スクエア)の統計発表によると、クレジットカードが使えてないお店は21%の潜在顧客を失っている可能性がある・・・という統計発表を行っているのです。

Squareは、全国のクレジットカード保有者を対象に「クレジットカード非対応がもたらす機会損失に関する調査2014」を実施しました。この調査から、クレジットカード決済に対応していないお店は、ひと月に1回以上クレジットカードを使う潜在顧客の21%の来店機会を失っているということが分かりました。(中略) 特に、現金ではなくカードでの支払いを好むと50%以上が回答したレストラン、アパレル、旅館・ホテルの業種では、導入による大きな効果が期待できます。

参考URL:PR Times[Square調査、カード決済非対応が店舗経営の機会損失につながることを明らかに]

とはいっても、モバイル決済サービスを提供しているSquareが行った調査なのでSquareに有利な質問方法になっている可能性はありますのでこの情報を鵜呑みにする必要はありませんが、検討材料のひとつにはなるでしょう。

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導入にあたって一番気になる費用面での比較

さて、ここからが本題ですが、店舗に新たにクレジットカード決済サービスを導入するにあたって一番気になるのは、決済ごとに常に付きまとってくる決済手数料だと思います。決済サービス各社も決済手数料が低いことをホームページなどでうたっています。

例えば、ひと月のクレジットカード決済金額が300万円だとすると手数料が1%違うと
3,000,000円×0.01=で30,000円
月に3万円違うと結構な金額になってくるので、最重要の要素であることは間違いないでしょう。
これを基準にクレジットカード決済サービスを決めるのも方法のひとつです。
ですが、クレジットカード決済の導入にあたっては、

  • 契約時に発生するシステム設定費や審査事務手数料などの「初期費用」
  • 決済金額に関わらず発生する決済サービスの月額利用料
  • 決済1回ごとに掛かるカード会社とのデータ通信費(トランザクション料金)
  • 手数料を除いた金額を入金してもらう際の振込み手数料

など様々な要素が関わってきます。

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導入・運用費用の面から判断すると、「Square」、「Coiney(コイニー)」、「楽天スマートペイ」の3サービスが

  1. 初期費用無料(キャンペーン適用の場合に限る)
  2. 月額の利用料金も無料、
  3. 決済手数料は3.24%~3.25%で横並び

となっており、数あるモバイル決済サービスの中から選ぶとすると、この3社に絞られます。

さらに、この3社が優れているのが、キャンペーンによりICチップの読み取り機能付きの決済端末がなんと無料で手に入ります!

Square、楽天スマートペイ、Coineyの各端末

各社のICチップ対応端末

2020年までにICチップの読み取り機能が付いた決済端末の導入が必須になるという状況の中で、上記の3社はモバイル決済サービスで主流だった磁気ストライプを読み取るタイプよりセキュリティ面で優れた「ICチップの読み取り機能付きの読み取り端末」がキャンペーンによりなんと無料で手に入ります。個人的には2020年に向けて用意しておく、というよりもイヤホンジャックに挿して使う読み取り端末よりもテンキーが付いた端末の方がしっかりしたイメージを持たれやすいのがメリットだと思います。実際、筆者もクレジットカードを客として使うならIC対応の端末のほうが安心できます。

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落ち着いて考えると見えてくる落とし穴

決済手数料だけでなく、初期費用や月額の利用料、ICチップ対応端末の導入費用まで考慮したので、もう十分かとお考えのあなた!

実はまだまだ考慮しなければならないことがあるんです!

それが下記の2つの落とし穴です。

1、実はSquare、Coineyには対応していないクレジットカードブランドがある。

2、POSレジのシステムと決済サービスは常に連携運用ができるとは限らない。

問題点1

まず、問題点1の「対応できないクレジットカードブランド」についてです。

Square、Coineyについては、なんと、「JCB」に基本的に対応していないのです。というのも、Squareは、アメリカ発祥のスタートアップで、「VISA」、「MASTER」、「AMERICAN EXPRESS」には対応しているのですが、「JCB」には対応していません。

Coineyは国産のサービスですが、今のところ「JCB」への対応は一部業種のみ可能であり、対応させるには別途審査が必要となります。

参考:決済サービスCoineyの対応業種別カードブランド対応一覧

Coineyによる調査によると、国内の主に使っているカードブランドは「VISA」の75%に続いて「JCB」が第2位(47.6%)になっています。この事実からも分かるように、国内ではJCBのクレジットカードに対応しているかどうかが重要なのです。

「VISA」、「MASTER CARD」のほうが「JCB」よりも店舗の加盟店手数料が安いこともあり、「JCB」に対応していない店舗をちらほら見るようになり、「VISA」や「MASTER CARD」の保有率が上昇しつつある印象ですが、カード利用者へのポイント還元率も高いので、依然として「JCB」はある程度のシェアを持っています。
参考:Coiney(コイニー)、クレジットカードに関する利用状況調査2014

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問題点2

お次は問題点2のレジと決済サービスの連携に関してです。連携ができないタブレット型POSレジでレジアプリと決済アプリを利用する場合、一旦レジシステムのアプリから決済用のアプリに切り替えてから決済を行い、その支払い方法などの情報をレジのアプリで入力しなければならず、オペレーションが煩雑になりミスもおきやすくなってしまいます

クレジットカードでの決済が問題なくできるとしても、領収書印刷用にプリンターを別途購入しなければならず、結局費用が余計に掛かったりレジカウンターにクレジットカード領収書用のプリンターとレシート用のプリンターで2台置くことになったりします。

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まとめ

・「Square(スクエア)」、「Coiney(コイニー)」、「楽天スマートペイ」が決済手数料を含めた費用面ではオススメ!
・もしタブレット型のPOSレジと同時に導入するなら、連携運用ができるサービスを!

次回は、5大モバイル決済サービスに関して、上記の情報を一覧表にして詳しく比較説明しておりますので、ぜひご覧ください。

参考:5大モバイル決済サービス徹底比較!【導入チェックシート付き】

※本記事は2016年6月時点の情報であり、手数料・価格およびキャンペーン内容等に関しては今後変更になる場合があります。