楽々セルフレジ! 経済産業省が発表した「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」とは?

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2017年4月に経済産業省が発表した「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」をご存じでしょうか。
電子タグ(ICタグ)とは、衣類販売店「GU(ジーユー)」のセルフレジで使われている、商品をそのまま機械に詰め込むだけで商品を読み込んでくれるという、あの値札に埋め込まれた電子チップのことです。
政府はこのICタグを、2025年までに1000億枚導入させよう、つまりは「2025年までに、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、ニューデイズは、全ての取扱商品(推計1000億個/年)に電子タグを貼付け、商品の個品管理を実現する」という活動をしています。

本当にメリットがある? ローソン×パナソニック実証実験

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「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」のスタートとして2018年2月14日から2週間、『店員の仕事量を約1割減らし、来店客も会計時間を短縮できる』と想定された上で、大阪府守口市にある「ローソンパナソニック前店」にて、パナソニックが開発した無人レジ「レジロボ」を用いた実証実験が行われました。

通常、クレジットカードや電子マネーを用いて会計を行う際にかかる時間は約40秒だそうで、現金払いの場合はもっと時間がかかってしまうことになります。
しかし今回レジロボを利用することで、会計時間を23秒に短縮することができました。

また子どもを中心に物珍しさが受けたようで親子で来店されるお客様も多く、来店数は通常より25%増を記録しました。
なお来店客のうちレジロボを利用したお客様、は全体の約25%にのぼったそうです。

この実証実験では会計時間の短縮および来店者数のアップという結果において、大きなメリットを実証できたことでしょう。

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ICタグはコスパが悪い?実用化するための道のり

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ICタグは1枚10円程度のコストが発生してしまうため、かなり割高になっています。
こういった値札にICタグを用いたケースでは衣類販売店の「GU(ジーユー)」が話題になりましたが、商品単価が基本的に数千円、靴下などの安価な商品でも数百円程度の製品を取り扱うGUですら、1枚10円程かかるICタグは大きなコストになっているようです。

コンビニで取り扱う商品の中には1つ数十円程度のお菓子もありますので、それらに10円のICタグを付けていては割に合いませんよね。
コンビニで実用化するためには1枚あたり1円程度のコストが望ましいため、全ての商品にICタグを取り付けるのはまだまだ厳しいような気がします。

また今回の実験に際しては7万点の商品全てに、スタッフが手作業で貼りつけていきました。さらに温める必要がある食品、からあげくんや中華まんなどのレジ横で販売される食品への取り付けは不向きという問題点もあります。

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課題を踏まえたうえで遂行する「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」

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このような問題点を把握した上で課題を解決しながらも「コンビニ電子タグ1000億枚」を実現すべく、経済産業省がこの宣言を行っています。
今回実験を行ったローソンの他、セブンイレブンなどの大手コンビニ5社と組み『2025年までに全ての取扱商品でICタグを利用できるようにする』と発表し、実用化に向けてさまざまな施策を行っているようです。

またコンビニや機器メーカー、ICタグを作れる印刷会社などと連携し、当初の予定では2018年を目途に一部の地域の店舗で実験を始めるとされていました。
2018年も半分以上が経過しましたが、今後どのような動きを見せてくれるのか期待が高まるばかりです。

なお日本国内で無人レジを実用化させるのであれば、アルコールや煙草などの法律で年齢制限が設けられた商品の取り扱いについて考えなおす必要があるということになります。
各メーカーが個別に無人レジ開発をもくろんでいる訳ではなく、国が無人レジを推奨しているというのですから、何らかの規制緩和が行われるかもしれません。

レジチョイス編集部員の見解としては、顔認証システムやマイナンバーを用いた認証システムが登場してくるのではないかと考えています。
とくに顔認証システムに関しては、以前トライアル アイランドシティ店に取材をさせていただいた際に『提携しているパナソニックの技術力からしてみれば、法律の問題さえクリアすれば直ぐにでも導入可能』といった内容を仰っていましたので、こちらの方法が現実的かもしれないですね。

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まとめ

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GUのようなICタグを用いた会計方法は、顧客にとっては非常に便利なシステムです。
現状としては、コストなどの面から小さな店舗で実用化させるのは難しい部分がありますが、政府や技術会社、印刷会社の協力によって実用が現実的になれば、店舗の回転率はかなり上がることになるでしょう。
また、その話題性によって集客効果も狙えるかもしれませんね。
最近ではセルフレジやPOSレジに関して、日々新しいニュースが飛び交っているので、今後の日本のレジ界隈の発展に期待したいものです。

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