グローリー社『自動釣銭機 300シリーズ』体験セミナー 2018に参加してきました!

前回9月に開催され好評だったグローリー製の自動つり銭機の体験セミナーが全国のスマレジショールームにて開催されました。レジチョイス編集部も福岡ショールーム会場に参加させていただきましたので、今回はセミナーの様子についてレポートさせていただきます。

自動つり銭機体験セミナーってどんな感じ?

1月18日~1月25日の間、スマレジショールームにて各1日ずつ開催されました。
時間帯は15:00~17:00の2時間で、飲食店経営者の方でも参加しやすい時間帯ということで配慮されていたのではないかと思います。

当日のプログラムは以下のようになっています。
・イントロダクション…ご挨拶
・セクション1…自動釣銭機の基礎知識
・セクション2…自動釣銭機の導入事例、キャッシュドロアーからのリプレイスコスト
・セクション3…実機デモ体験
・セクション4…質疑応答

前半はスマレジやグローリーの基礎知識や導入時のコストについて、また実際に「つり銭機300シリーズ」を導入されている企業の意見も紹介されました。導入して良かった点の他にも、その企業にとってはあまり良くなかったと感じる点も紹介されたので、自分の店舗を思い浮かべながら話を聞くことができると思います。

後半は実際に「つり銭機300シリーズ」に触れながら、自動つり銭機の利便性について知ることができます。機械の中を開いて仕組みを解説したり、実際に操作させてもらえたりするので、ホームページなどで調べるだけでは分からないことも教えていただけます。

また一応最後に質疑応答の時間が設けられていますが、セミナーは少人数体制となっているので気になることがあればいつでも質問できるような雰囲気でした。

気になる導入費用をご紹介!

自動つり銭機が便利な事は分かりますが、やはり一番気になるのは料金なのではないでしょうか。今回のセミナーでは導入時に必要な金額と、どれくらいの期間で資金の元が取り戻せるかという紹介がありましたので簡単にまとめました。

※このセミナーでスマレジ社が説明されたつり銭機導入コストは、グローリー社からエンドユーザー様への直接提供価格ではなく、スマレジ社がエンドユーザーに提供する価格となります。スマレジ社以外のベンダーからグローリー製つり銭機をご購入される場合は、下記金額とは異なる金額になるものと思われます。

尚、つり銭機という製品はレジ周辺機器であるため、つり銭機単独ではレジ決済を行えるものではなく、レジから制御されることにより、レジ決済としての動作が可能となります。そのため、原則、つり銭機の手配は(つり銭機連携が可能な)レジ・POSベンダー等を通じてご購入頂くことになります。

導入時のコスト

一括購入 835,000円
5年リース 15,800円/月
6年リース 13,600円/月

一括購入の場合

■「つり銭機300シリーズ」本体 697,000円
※内訳は以下の通りとなります。
・紙幣つり銭機
・硬貨つり銭機
・POS接続用ケーブル
・Ethernet変換器(非グローリー製)
・上部カバー(ケーブル類のスマートな収納、適切な機器設置のための製品)
・つり銭機設置作業費用

■年間保守料金(年度更新) 138,000円
※保守条件は以下の通りとなります。
・時間:9:00〜22:00(受付/実働)
・期間:364日(元旦を除く)
・点検:定期点検として年1回

合計 835,000円

・メリット…リース契約よりも費用負担が抑えられる
・デメリット…一度にまとまった資金の用意が必要

リース契約の場合

5年リース…15,800円/月
6年リース…13,600円/月
※年間保守料金込み

・メリット…固定資産の申請などの事務処理はリース会社が請け負ってくれる
・デメリット…リース会社との契約ということになるため一括購入よりも高くなる

購入時の資金を取り戻すまでの期間

自動つり銭機を導入したからと言って売上自体が上がるわけではないので、人件費の削減という点で考えていきたいと思います。

会計作業で短縮できる時間

一般的なドロアーで会計を行った場合と、自動つり銭機で会計を行った場合とでは、1回の会計あたり平均9秒程度の差が生まれるそうです。1日に150人のお客様が来店すると考えると、1日約23分も短縮することができます。

レジ締め作業で短縮できる時間

お金を1枚1枚数え、差異があったら原因を追究するなどの作業を行った場合、平均して35分程度の時間がかかってしまうそうです。対して自動つり銭機の場合はたったの5分程度でレジ締め作業が行えるので、およそ30分も時間短縮することができます。

年間で削減できる費用は…

会計時間を20分と、レジ締め作業を30分短縮できるとすれば、1日におよそ50分間も作業時間を短縮できるようになります。
時給1,000円のアルバイトスタッフのシフトを50分短くすると約830円の人件費を削減することができるので、

1日830円×30日=1カ月およそ24,900円
1カ月24,900円×12カ月=1年間およそ298,800円

年末年始などに定休日があるとしても1年間で30万円弱を取り戻すことができる計算になります。また複数のレジを設置している店舗であれば、全体のレジの混雑を回避することによってレジ自体を撤去することで、1日50分と言わず丸々1人分のシフトを減らすことができるかもしれません。
リース契約で月に支払う額よりも削減したコストの方が大きいとなると、これだけでもかなりのメリットと考えられるのではないでしょうか。

セミナーに参加して感じたグローリーつり銭機の魅力

グローリーが掲げる自動つり銭機のメリットは以下の通りです。
現金過不足解消
人手不足解消
時間不足解消
現金授受スピードの向上
店舗運営資金効率の向上

これだけでも大きなメリットだと思いますが、この他にも今回のセミナーを受けてみて感じた魅力がありましたのでご紹介させていただきます。

セキュリティー対策が万全

レジといえば従業員の不正などが問題視されることもありますが、「つり銭機300シリーズ」はお金が入った部分を開けるためには3つある鍵の全てが必要になります。
たとえば機械がエラーを起こしてしまった時は直ぐに確認できるように、レジスタッフに1番手前の鍵だけ渡しておいて、最後の5分程度で終わるレジ締め作業だけ全ての鍵を持った責任者が行うといったことも可能です。
さらに、いつ、どんな作業をしたか、という情報は全て自動で記録されるようになっており、会計や両替の記録はもちろん、どこのパーツを開いていくら取りだしたかなども全て記録されているので、もしものトラブルにも備えられます。

抜群の安定稼働が可能になった

ここ数年でセルフレジや自動つり銭機を導入する企業が急激に増えていますが、普及した要因としては現金管理業務の効率化や厳正化ニーズが高まり、つり銭機の導入要望が高まった面が大きいそうです。そのため全ての店舗の各レジに設置されるつり銭機が、お店によっては365日24時間近くの稼働が5年以上にわたって常に決済インフラ機器として使われ続けるため、より安定的に稼働することが強く求められるようになりました。
「つり銭機300シリーズ」では抜群の安定稼働を実現させるために、内部で小銭を移動させるためのベルトにはピンがついておりベルト自体が摩耗してしまわない仕組みになっているなど、従来の機器に比べて詰まりにくくする工夫が各箇所に施されています。

もしエラーが発生しても自力で簡単に直せる

たとえばコピー機にエラーが起きた場合、どこの部分に紙が詰まっているのか分からずいろんな所を確認したという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
「つり銭機300シリーズ」は元々エラーが起きにくい構造になっていますが、もしエラーが起きてしまった場合でも液晶画面にアニメーションでエラー解除のためのガイダンスが表示され、ナビゲートしてくれるため、どこに原因があるのかを画面上で的確に教えてくれます。表示された部分以外を触る必要はないので、ちょっとした不具合が出てしまった場合でも自分で簡単に治すことができます。
またどうしようもない不具合が出てしまったという場合、スマレジに連絡を入れることで、一番近くにあるグローリーの拠点からその日中に点検に来てくれます。それでも解決できない場合には代用機と交換するなど、最良の方法でお店の負担が最小に抑えられるよう対応してくれます。

お金の投入がしやすい

紙幣の折れ目や皺がひどい時、横向きで入れるとなかなか読み込んでもらえないこともありますが、グローリーのつり銭機は紙幣を縦向きに投入するので、折れ目が自然と伸びて読み込みやすくなっています。
あまりに破れ方や染みがひどい場合には異物として認識されてしまい受け付けることができませんが、小さな破れであればその程度によっては読み込まれる場合があります。
また投入された紙幣はいずれおつりとしてお客様の元に渡ることになりますが、読み込んだのは良いもののあまり状態が良くないという紙幣に関しては、機械によって自動的に判断されて悪いものを弾いてくれるので、お客様の気分を害することもありません。

求人が集まりやすい

これまで自動つり銭機を利用したことがある方であれば分かると思いますが、1度自動会計に慣れてしまうと再度手会計に戻りたくないと感じるのではないでしょうか。
実際に「つり銭機300シリーズ」を導入した店舗の声として紹介されましたが、自動つり銭機を導入してから求人の応募数が急に増えたそうです。おつりの渡し間違いのリスクがないと精神的にかなり楽になるので、なかなかレジスタッフの求人が上手くいかないという店舗は、自動つり銭機を採用していることをアピールしていけば、恐らく採用希望者は増えるのではないかと思います。

関連記事:【グローリー】が提供する自動釣銭機導入5つのメリットとは?

実際に触れてみてちょっと気になった点と自分でできる対策

今回のセミナーでは自動つり銭機の魅力をたくさん感じることができましたが、話を聞いていて中にはあまり良くないと感じた点もありましたので、デメリットを補うための対策と合わせてご紹介させていただきます。

本体が大きく場所を取る

筆者は今回初めて「つり銭機300シリーズ」の実物を拝見させていただきました。過去のモデルと比べると20~30cmほど小さくなったそうですが、それでも480cm×540cmという数値は想像していた物を上回るサイズ感でした。実際に導入された店舗を紹介する際に悪かった点として同じ感想を上げていた企業もありましたので、実際に本体が届いてから「思っていたよりも大きかった」となってしまうケースは少なくはないと思います。

対策1:今回のようなセミナーなどに参加して実物を把握しておく
対策2:あらかじめ設置スペースをメジャーで測ってシミュレーションしておく

△実際にグローリーを導入した店舗の様子

正しい額を投入しない限り作業が進まない

自動つり銭機の最大のメリットと言えばレジの中のお金に差異が出ないということですが、このメリットが逆にデメリットになってしまう場合があります。
たとえばお会計で1,100円ちょうどの金額をいただいたとして、誤って100円玉をレジの隙間に落としてしまった場合、通常のキャッシュドロアーを使っていれば一旦会計を終わらせた上であとから100円を取りだすことができますが、自動つり銭機は正確な金額が中に入らない限り会計を終わらせることができません。
さらに摩耗によって形が若干変わってしまった硬貨や、大きなシミが付着したお札、実際に利用できるはずの記念硬貨など、どうしても機械にお金として認識してもらえない場合も、会計作業を続行することができません。

対策:レジの中に入ったお金以外に予備のお金を用意しておく

サポートを受けるための条件がある

あきらかに自動つり銭機にトラブルが起きたという場合でも、まずは必ず1次受付のスマレジヘルプデスクに連絡することになります。
ただし、スマレジヘルプデスクを利用するためには、スマレジの「プレミアムプラス」以上のプランに加入しなければなりません。もし「POSレジの機能はそんなに要らないからスマレジは0円か4,000円プランでいいや」と考えていたとしても、サポートを受けるためには最低でも月額7,000円以上のプランに加入する必要があります。
さらに、グローリーの当日中の保守を受けるには、17:30までにスマレジヘルプデスクからグローリー側に連絡が必要なのも難点です。
※プレミアムプラス(月額7,000円)等のプランはスマレジとしてのプランであり、これらのプランの料金には、つり銭機保守サービスは含まれておりません。

対策1:あらかじめスマレジの月額料金まで予算に含めて検討しておく
対策2:もしものために予備のレジを用意しておく

セミナーに参加された方々にお話を聞いてみました

セミナー終了後に、今回参加されていた方々に少しだけお話を伺わせていただきました。

株式会社辻利茶舗さん

辻利

既にスマレジを導入されているそうですが「もっとコスト削減できる部分がないか」と思って、今回のセミナーに参加されたそうです。たしかにイニシャルコストだけで考えると痛い出費にはなってしまいますが、日々のコスト削減を考えると長い目で見てメリットを感じられたようです。
>>株式会社辻利茶舗ホームページ

株式会社カーショップフクダさん

コバック

自動車を取り扱っているだけあって一度に大金を扱うことが多いため、これまで会計を行うスタッフへのプレッシャーが重たかったようです。コンビニなどに比べると1日あたりの来店数は少ないので人件費の削減などは難しいかもしれませんが、大金の管理とスタッフへの負担軽減をするために導入を検討していたとのことで、そういった点では十分問題解決できると感じられたようです。
>>コバック佐世保店・佐世保本山店 ホームページ

2組とも、今回の会場からは少し距離のある地域から遥々いらっしゃっていましたが、今回のセミナーに参加したことで気になっていた点も解決できたようで、今後はより前向きに検討できそうということでした。中には会場が遠くて迷われていた方もいらっしゃるかと思いますが、今回参加された方々は多少遠くても参加したことに価値を感じられたようです。
※取材のご協力ありがとうございました!

まとめ

グローリー社『自動釣銭機 300シリーズ』体験セミナー 2018では、これまでは想像の範囲でしか分からなかった点について詳しく知ることができ、本当に参加して良かったと感じられるセミナーでした。やはり導入にはかなりのコストかかってしまうようなので、店舗の規模や客数、現在の問題点などを考えて検討すると良いでしょう。
現時点では今後のセミナーの予定は立っていませんが、おそらく今後も開催されるのではないかと思います。実際に自動つり銭機に触れることができる貴重な機会ですし、Webや口コミだけでは分からない情報を得ることができますので、興味のある方は機会があればぜひ参加してみることをおすすめします。

自動つり銭機の導入をご検討されている方はコチラ