Facebookのbot(ボット)開発環境が新しいマーケティングを創出する理由

一昔前、ポケベルが個人と個人をつなぐツールとして爆発的に人気になり、公衆電話の前に、ポケベルにメッセージを送る人が列をなしている時代がありました。その後、PHS時代を過ぎ携帯電話が普及することでショートメールやキャリアメールで、ポケベルなどで送っていたメッセージを送るようになりました。そして今はFacebookのメッセンジャーやLineなどのスマートフォンのチャットアプリを利用して、メッセージを交換するようになりました。

同じように店舗とお店も、少しずつメッセージのやり取りが代わってくるようになりました。戦後は訪問販売などで直接家庭を訪れて販売したり、道端で叩き売りなどをして、商品の売り文句を伝えていました。つづいてTVやラジオなどが家庭に広がると、テレビショッピングやラジオショッピングなどで店舗のメッセージを消費者に伝えていました。さらに郵便のインフラが整うと、ダイレクトマーケティングといわれる手法で通信販売業者などが手紙や紙媒体でメッセージを伝えるようになりました。そして現在はネットショップでニュースレターやメルマガなどで、メッセージを伝え、最近ではLine@などのチャット機能を利用してメッセージを伝えるようになって来ました。

時代の変化とともに、人と人とのコミュニケーションの方法が変化し、それに伴って店舗が消費者にメッセージを伝える手法も変化してきました。今インターネットのインフラが整い、そしてチャットを利用するというインフラが整った時代だからこそ新しいマーケティング手法が生まれてきます。今回は、少し未来の話になるかもしれませんが、今後のマーケティング手法が代わるかもしれない、技術であるbot(ボット)についてご紹介してまいりたいと思います。

そもそもbot(ボット)てなに?

bot(ボット)とは、「ロボット」の略称で、自動的に実行するプログラムの事を総称としてbot(ボット)といわれています。例えば、Webサイトを自動的に収集するクローラーや、ツイッターなどで自動でメッセージを配信するプログラムもbot(ボット)と呼ばれます。

さらに最近では人口知能とよばれるAI技術が発達してきたこともあり、このbot(ボット)と人口知能を組み合わせたサービスが提供されるようになってきました。この人口知能をbot(ボット)に組み込むことで、決められた行動しかとれないbot(ボット)が学習をすることができるようになるのです。例えばツイッターのbot(ボット)機能がありますが、これに人口知能が組み込まれればツイートに対して人工知能が言葉、言語を学習してより自然なツイートを自動で送ることができるようになるのです。

Facebookがbotの開発環境を提供

この人口知能を組み込んだbot(ボット)の開発環境を提供しているのがmessengerなどのチャットアプリを持っているFacebookです。まずは、Facebookのbot(ボット)とはどういったものかを動画で確認してみてください。

メッセージでバーガーキングの注文ができるのです。ちなみにこちらはまだ開発段階中とのことです。しかしコカコーラが自動販売機を開発したことで爆発的にコカコーラの市場は伸びましたが、bot(ボット)の普及により先に取り入れた企業が間違いなく今後市場を伸ばすのではないでしょうか。動画をみてもわかりますが、利用者がチャット相手であるバーガーキングアカウントに対してメッセージを送るだけで、自動返信が帰ってきており、要望を選択するメッセージを表示することで利用者の要望を聞きだし、最終的に近くのバーガーキングの情報と注文情報を送るシステムのようです。

このbot(ボット)の開発環境をFacebookが無料で提供していおり、もちろん利用前には審査がありますがメッセンジャーを利用したFacebookアプリが今後増えてくることが予想されます。
既に多くの企業がこのbot(ボット)機能の開発に力を入れているようで、Googleはもちろん日本でチャットアプリ利用率No1であるLineでもこのbot(ボット)の開発を行っているようです。

bot(ボット)ができる可能性

Facebookの創業者マークザッカーバーグがメッセンジャープラットフォームの発表の際、「今後すべてのことはチャットを通して行われるだろう」と話しています。そのように、冒頭で述べたコミュニケーション方法がインフラの発達で変化していき、マーケティングや業種業態が変化していったように、今後チャット+bot(ボット)というインフラが整ってくることで、人々の生活やマーケティング手法、業種業態まで多く代わってくることでしょう。

今まで人を必要としていた業務をすべてbot(ボット)が行うことで業務効率化、コスト削減を行うことができるようになります。また、ネット通販などからチャット通販などへの移行も行われてくるかもしれません。情報があふれてしまったネット社会であるがゆえに、自動的に情報を取捨選択して利用者にとって必要な情報を提供するサービスのbot(ボット)が求められているのではないでしょうか。そして、この時代の流れを知ることで今後の営業スタイルやマーケティング手法を検討していく必要があるように思います。

bot(ボット)を利用したPOSレジ機能

まるで未来の産物のようなbot(ボット)ですが、海外では少しずつbot(ボット)を利用したサービスがあたりまえになりつつあります。そんな中、bot(ボット)を利用したレストラン予約システムとPOSシステムを連携したサービスを提供している会社があります。

orderbot

AppFrontというイスラエルの2014年に設立されたスタートアップ企業になります。この企業は、OrderBotと呼ばれるFacebook Messeanger+予約+POSレジシステムの連携を実現したサービスになります。メッセンジャーから注文が店舗に入り、自動的にPOSレジシステムとキッチンプリンターから注文が通常通りに印刷されて出てきます。このサービスが月額1万円程度で提供しているようです。

まだ日本では利用できませんが、今後このようなbot(ボット)を利用したPOSレジと連携したサービスが出てくるかと思いますが、今後そのようなサービスが提供されればレジチョイスでも紹介したいともおもいます。