iPadレジを導入するときに気を付けるべき6つのポイント

iPadと周辺機器

スタイリッシュでコンパクトなiPadレジは、従来型のPOSレジに比べると導入費用が安く済みます。またクレジットカードや電子マネー決済にも対応できたり、業種別にシステムが選べたり、ここ数年で一段と機能が充実したものも増えて、目移り必至です。

しかし実際に導入する場合には、様々な観点から十分に検討を重ねておかないと、残念な結果になってしまう可能性も否めません。今回はiPadレジ導入に際し、気をつけなければいけないポイントについて考えてみます。

Wifi環境は整っているか?

奥行きのあるお店では通信環境のチェックが不可欠

iPadレジを最大限に活用するには安定した通信環境が必要です。あなたのお店には十分なWifi環境が整っていますか?「もちろん大丈夫!」という方も、いま一度確認してみて下さい。店の入り口付近では問題なく使えても、レジカウンターがある店の奥では電波が届かない!なんてことがあっては大変です。

電波が不安定だと会計時にフリーズしてしまうことがあるようです。またキッチンカウンターにオーダーが届かなかったり、2重にオーダーが登録されたりして、トラブルに発展する可能性も考えられます。

せっかく携帯電話会社と契約してセルラー版のipadを用意しても、電波状況が悪い場所にしかレジを設置できないようであれば、改めて回線を引かなければなりません。導入前にはレジを設置する場所の通信状況をきちんと確認しておきましょう。

なお、通信回線を引く場合には工事費用が発生しますが、固定回線を引いて安定したWifi環境を整備し、WifiのみのiPadを用意した方が長期的な通信コストは抑えられるかもしれません。

レジ打ちをする人が問題なく操作できるか?

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直観的に操作できるのがiPadの特徴ですが、全く触ったことがない人にとっては未知の世界です。導入を検討している人とレジ打ちする人が異なる場合は、レジ打ちする人の意見にも耳を傾けてみると良いかもしれません。

手元にiPadがあれば、試しに無料アプリをダウンロードして操作を体験してもらい、感想や要望を聞きとるのも1つの方法です。また最近はショールームを設置しているレジメーカーも少なくありません。一緒にショールームに足を運んで、使い方を教わったり、実際に操作したりして、導入後のイメージを膨らませましょう。

どうしても機器の操作や従業員への教育、分析機能の使い方などに不安が残る場合には、導入時にしっかりとしたレクチャーが受けられる業者や、きめ細かいサポート体制が用意されているレジメーカーを選べば安心です。

 必要な機能は網羅できているか?

同じ業種向けipadレジでも機能がまちまちなので注意が必要

業種によって必要な機能は異なります。また同じ業種向けであっても、レジのブランドによって提供される機能はさまざまです。

例えば飲食店向けとされるiPadレジでも、各社が想定している店舗の規模や業態は異なります。そのため、セルフオーダーシステムとの連携が可能なものがある一方で、ハンディ端末やキッチンプリンターとの連携ができないものも存在します。導入後に、今まで使っていた会計ソフトと連携ができないことが判明し、データの移行に手間取るようなことがあってもいけません。

こういった問題を回避するためには、あらかじめ「設置目的→目的を果たすために必要な機能→必要な機能の優先順位」を考えておくと良いでしょう。選択基準が明確になり、情報の集め方にも無駄がなくなります。

トラブルが起こった場合に必要とするサポートが受けられるか?

サポート体制も要チェック

iPadレジは極力コストを削減するため、ネット上でのサポート以外は受け付けていないことがあります。また、土日・祝日の問合わせも対応していない場合があるので注意が必要です。

パソコンやタブレットなどの操作に日頃から慣れ親しんでいるのであれば、特に心配ないかもしれません。しかし万が一の時に電話や訪問でのサポートがないと不安とお考えならば、多少コストがかかってもサポート体制が充実したレジ業者を選びましょう。

周辺機器や消耗品も含めたランニングコストを検討したか?

年単位でコストを比較するのも一つの方法

導入に際しては、本体だけでなく周辺機器の準備費用も発生します。しかし、メーカーのホームページに大きく表示されている価格には、iPad本体やキャッシュドロアなどの購入費用が含まれていないケースが多いのが実情です。

ほかにもシステムの月額使用料だけでなく、レシートプリンターなどに必要な消耗品の購入も必要になることも忘れてはいけません。クレジットカードや電子マネー決済を導入する場合には、決済手数料なども発生してきます。

導入にかかるコストが安くても、毎年高額のランニングコストがかかるようであれば、後々の経営に影を落としかねません。導入初年度と2年目以降ではランニングコストが変わるケースもありますので、中長期的な視点で比較することをおすすめします。

費用対効果のバランスは適正か?

バランスの良い投資を

せっかく機能が充実したiPadレジを導入しても、外出先でのデータの閲覧方法や、分析データの活用の仕方がわからないようでは宝の持ち腐れです。また、「あれも良い」「これも必要」と様々なオプションをつけて、結局使わずじまいの機能があっては勿体ないですよね。

iPadレジの特徴の一つに、少しずつ機能が追加され、充実度を増している点があります。連携できるアプリを後から追加できるのは、iPadレジの大きなメリットの1つです。

機能を使いこなす自信がなければ、最初は必要最低限の機能に絞って導入するのが良いでしょう。また試しに使ってみて、必要がないオプションは後で外せるようなiPadレジを選ぶのも一つの方法です。