人に寄り添うコンビニはどこ? 国内コンビニ3社の最新レジ事情!

セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ大手3社は2017年から全国規模でPOSレジの置き換えを開始しました。社会環境が移り変わる中で、コンビニに求められる機能や役割も変化しています。
これからコンビニはどのように進化していくのでしょうか。今回は国内コンビニ大手3社が取り組む最新事情についてお届けします。

セブンイレブン

新型POSレジの導入

セブンイレブンでは2017年10月から第7次POSレジスターの導入を開始しました。

2018年3月末までに全国で約2万店舗、4万5000台のレジを切り替える計画で、全面的なPOSレジの入れ替えは11年ぶりです。新型POSには従来と同じく東芝テック製を、OSにはWindows10が採用されています。

今回のバージョンアップの最大の狙いは、スタッフの使い勝手を向上させることにあるとされています。従来のPOSレジに慣れている店員も違和感なく使用できるように工夫されており、従来機と新型レジでは画面やボタンの配置にほとんど変わりはありません。
また他のコンビニが客層ボタンを廃止する中で、セブンイレブンでは客層ボタンを残すという選択肢を選んでいるのも特徴的です。

全店で「メルカリ」の発送が可能に

2018年4月26日、セブンイレブンとメルカリ、ヤマト運輸は全国のセブンイレブン店舗で「らくらくメルカリ便」を受け付けることを発表しました。

こちらはメルカリで出品したものをセブンイレブンの店舗に持って行き、二次元コード(バーコード)を提示することで商品を発送できる仕組みとなります。全国のセブンイレブン店舗で5月7日から受付を開始していますが、宅配便の取り扱いがない一部店舗では利用できないので注意が必要です。

今までメルカリの商品をコンビニで配送する際には、コンビニの店頭にあるマルチメディア端末でバーコードを読み取って受付表を発行する必要がありましたが、この試みによってこの手順が省けるようになりました。
背景にはメルカリユーザーの増加に伴い、発送窓口の拡大を望む声が大きくなったことが挙げられており、お客様の声に耳を傾けて利便性の向上を目指す姿勢が窺えます。

レジチョイス無料相談窓口
0120-740-336
(受付時間9:00~19:00)
 ※土日祝休み

ファミリーマート

新型POSレジの導入

ファミリーマートもセブンイレブン同様に、2017年11月から新型POSレジの導入に取り掛かりました。こちらもセブンイレブンと同じく11年ぶりの大幅入れ替えとなります。

現時点でファミリーマート全店およびブランド変更済みのサークルK・サンクスの合計約1万6000店舗への導入が完了しており、ブランド変更前の店舗についても2018年8月末をめどに新型POSレジの導入を計画しています。

ファミリーマートの新型レジは、従来機と同じ東芝テック製のものを採用しており、電子マネー決済端末を一体化させ、客層キーを廃止した上で本体サイズを従来機より13%縮小させました。

客層キー廃止の背景

客層キーを廃止することで、従来機では41個だったボタンを28個まで減少させることに成功しました。

客層キーを廃止した理由としては、店員の負担を減らす為であると発表されており、コンビニのレジ業務の煩雑さが店員採用の壁となっている点も廃止の背景として挙げられています。
キー入力一つを取ってもスタッフの負担を減らすことが狙いとして掲げられており、従業員満足度を意識した姿勢が窺えますね。

さらに店内が混みあっている時は冷静にお客様を分析する余裕がなく、年代や性別が適当に押されていることも珍しくないようで、客層の集計と分析に役立てられていないという課題点がありました。
そこでファミリーマートでは客層キーの代わりに、顧客情報の収集にはTカードを利用する方向に切り替えたようです。ファミリーマートではTカードの利用率が高く、カードの登録情報により客層キーよりも正確な客層分析が実現されるでしょう。

レジチョイス無料相談窓口
0120-740-336
(受付時間9:00~19:00)
 ※土日祝休み

ローソン

新型POSレジの導入

ローソンもまた2017年11月より新型POSレジの置き換えを開始しました。
こちらはセブンイレブンやファミリーマートとは異なり、2018年内ではなく2019年の2月末までに全店舗で新型レジの置き換えを完了させる計画です。

ローソンでは新型POSにフルタッチディスプレイのレジを採用しました。これはコンビニ大手での全面採用は初の試みとなります。
ローソンの新型レジはレシートプリンターや決済端末は外付けとなり、自動釣銭機もレジの下に配置する必要があります。その為に機器にかかるコストは従来機よりも少々割高になっているようですね。

物理キーは一切廃止されていますが、タブレット操作に慣れた世代にとっては従来のレジよりも使いやすいと見られています。なおローソンの場合もPontaカードの普及が進んでいる為、顧客情報の収集・管理はポイントカードに任せる形で客層キーは廃止となりました。

スマホ決済アプリである「ローソンスマホペイ」

ローソンでは2018/4/23~5/31の間、スマホ決済アプリである「ローソンスマホペイ」の実証実験を行っています。

買いたい商品のバーコードを読み取るだけで店内どこにいても欲しい商品を決済できる仕組みになっており、アプリを通してApple Pay、楽天Pay、クレジットカードから引き落とされる仕組みになっているので、レジに並ぶことなく買い物が済ませられます。

営業時間内には通常と同じく店員がいてレジでの会計も可能となっており、今回の実験の目的は無人店舗ではなくあくまで無人決済の為のものとされています。
なおアルコールやタバコなどの年齢認証が必要な商品や、ハガキ類やカウンターフーズなどのレジで販売されている商品はローソンスマホペイに対応しておらず、引き続きレジでの会計が必要となるので注意が必要です。

この試みは今後ますます労働人口の減少が目される日本にとって、無人決済サービスは企業側・顧客側の双方から求められるシステムであると予想されます。無人決済の導入はレジ待ち時間の減少により顧客満足度のアップが見込めると同時に、店舗の回転率が上がるので売上アップも期待できるでしょう。

レジチョイス無料相談窓口
0120-740-336
(受付時間9:00~19:00)
 ※土日祝休み

まとめ

コンビニ業務はただでさえ煩雑になりやすく、アルバイト採用の壁が高いので人材不足に陥りやすいと言われています。さらに労働人口の減少にあたり、シニア層や外国人労働者のスタッフも増加しており、経験が浅いスタッフや日本語に明るくない外国人スタッフでも簡単かつ正確に扱えるレジが今後さらに求められるようになるでしょう。

今回紹介したコンビニ大手3社では、レジの操作を簡単にしてスタッフの負担を減らすような取り組みが行われています。業務の負担を減らすことは近年問題視されるワンオペ労働やブラック労働の改善にもつながり、従業員満足度を向上させることも期待できますね。

各コンビニは取り組みの方向性こそ違う面はありますが、顧客満足度および従業員満足度を向上させることを念頭に置いている点に違いはありません。消費者として利用する方も、コンビニバイトを検討している方も、それぞれの特色を踏まえて自身に合ったコンビニを選んでください。